部長コメント

当科では、急性・慢性腎不全に対する血液透析療法をはじめとして、様々な状態の患者様に対して血液浄化療法を中心に対処しています。

血液透析療法以外では、急性肝不全などに対する血漿交換療法、敗血症性ショックなどに対するエンドトキシン吸着療法、劇症肝炎・術後肝不全による高 ビリルビン血症に対するビリルビン吸着療法、潰瘍性大腸炎に対する白血球吸着療法を行っています。

その他、腹水濃縮濾過再静注法、LDL吸着療法、腹膜透 析療法なども行っております。

更に血液透析を導入される患者様には、自己血管使用の内シャント手術、人工血管留置術、動脈表在化手術を行っております。またシャントトラブルに対しても、VAIVTやシャント再建術などを行うことにより、様々な問題に対処しております。

また、入院透析では主に重度の透析患者さんの受け入れを行っています。

透析室と連携し安心して入院生活が送れるよう配慮し、長期入院透析が可能な環境を整えております。

腎臓内科では血尿、蛋白尿などの尿異常、腎炎、ネフローゼ症候群、糖尿病性腎症やナトリウム、カリウム異常といった電解質異常に対する診療も行っています